香典返しのコーヒーの選び方とは?
香典返しに選ばれる品として、昔から選ばれることの多いお茶ですが、最近では紅茶やコーヒーも人気があるそうです。
香典返しにお茶が選ばれる理由としては、「ゆっくりとお茶を飲みながら、故人を偲んで欲しい」という思いから。
そういう意味でしたら、紅茶やコーヒーも、香典返しにはお茶の代わりとしてもピッタリ来ますよね。
また、「香典返しには消えモノが良い」という意味でも、飲んで無くなるコーヒーはぴったりです。
それでは、どのようなコーヒーを選べば、香典返しとして相応しく、贈った先の方に喜ばれるのでしょうか?
早速見てみましょう!
<香典返しに相応しいコーヒーとは?>
1.ドリップ式コーヒー
香典返しとして、コーヒー詰め合わせが良く贈られますが、インスタントは日頃スーパーでも購入できる「日用品」ですので、少々不向きのようです。
やはり香典返しとしては、自分ではわざわざ買わないものや、ちょっと高級なものが喜ばれるようです。
特にドリップ式のコーヒーは、コーヒーの香りも高く、ゆったりとした良い香りが部屋を包み込んで、素敵な気分になりますよね。
また、ドリップする時間も少々掛かりますので、故人を知っている方と一緒に、故人との思い出話を咲かせながらコーヒーを淹れるという過程も良いものです。
コーヒーには様々な種類がありますので、それらを詰め合わせたドリップコーヒーのセットなどは、香典返しに相応しいかもしれませんね。
2.故人の好きな銘柄のコーヒー
香典返しとしては、やはり『故人の好きだったもの』を贈ることも、頂いた方が『ああ、あの人が好きだったわね…』と思い出すきっかけになります。
特にコーヒー党だった故人の香典返しにはピッタリですね。
代表的なコーヒー豆の種類は以下の通りです。
(1)ブルーマウンテン
最高級の品質のコーヒー豆であり、特にジャマイカで生産されるコーヒーのうち、ごく一部の産地のものがブルーマウンテンと呼ばれるそうです。
卓越した香りと調和の取れた味わいで、軽い口当たりと滑るようなのど越しの良さが特徴だそうです。
香典返しのコーヒーにはピッタリの上質なコーヒーですね。
(2)モカ
コーヒーの中では、最も古くからあるブランドで、イタリアではコーヒーのことを『モカ』と呼ぶくらい親しまれているそうです。
イエメン産の『マタリ』やエチオピア産の『ハラー』や『シダモ』などが有名で、香り高く、独特の酸味を持ち、甘みとコクがあるコーヒーだそうです。
(3)キリマンジャロ
タンザニア産のコーヒーを、日本では『キリマンジャロ』と呼んでいるようです。
強い酸味とコクが特徴で、よく『野性味溢れる』と表現されるコーヒーの品種のようです。
但し、深い焙煎をすると、上品な苦みが生じ、浅〜中くらいの焙煎状態とは違った風味が楽しめそうです。
その他にも、ハワイ島のコナ、グアテマラ、ブラジル、コロンビア、インドネシアのマンデリンやトラジャなど様々な品種があるようです。
日常では、インスタントの簡単なものしか飲まないご家庭でも、上記のような様々な種類のコーヒーを香典返しで頂くと、どれを淹れて飲もうかと、楽しみが増しますよね。
そして、コーヒー談義をしながら、故人との思い出に花を咲かせれば、故人もきっと喜んでくれる筈です。
贈る側も贈られる側も笑顔になる、香典返しとしての素敵なコーヒー。是非コーヒーを楽しみながら、故人との思い出をゆっくり思い出したいものですね。