香典返しの時期

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香典返しの時期を逸したら?!

香典返しは、予定をキャンセルしたり、遠方からわざわざ弔問に来てくださり、お香典や供花、供物などを下さった方々に対する大切な御礼の形です。

 

でも、遺族は突然の家族の逝去へのショックや葬儀・告別式の準備や開催、お墓の準備や遺品の整理など、本当に大忙しです。

 

仏教は四十九日、神道は五十日祭、キリスト教は亡くなってから1か月目の追悼ミサ(プロテスタントの場合は昇天記念日)までに用意すべきですが、うっかり失念していた!なんてこともあるかもしれません。

 

また、悲しみのあまり、虚脱状態になり、何も行動出来なくなる遺族もおられる可能性もあります。

 

しかし、そのような様々な事情を考慮せず、「しきたり」や「マナー」を重視し、「非常識な人」と烙印を押す方もおれらます。

 

そうなると、今後の人間関係にもヒビが入りますし、なにより、亡くなった方の顔に泥を塗ることになってしまうことも!

 

香典返しを様々な理由で時期を逸してしまった場合、どうすれば良いのでしょう?早速見てみましょう。

 

 

<香典返しの時期を逸した場合 
 その1:お詫びの手紙を書く>

 

まずは、急いで香典のお礼と、お詫びの手紙を薄墨のペンを使い、必ず「直筆」で書きましょう。

 

パソコンなどで打ちこみ、印字した手紙を送りつけることは、更に無礼です。1文字1文字心を込めてお詫びしましょう。

 

お詫びの手紙の内容としては

 

1.時候の挨拶: 「寒さが厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか」など、季節に合わせて記載します。

 

2.お香典や弔問のお礼: 「先日はお忙しい中、御弔問頂き、誠に有難うございました。」など、いかに有難かったかを丁寧に記載します。

 

3.香典返しが遅れたお詫び:「哀しみのあまり、心が乱れ、時期を逸してしまったことをお許しください」など、心を込めて記載します。

 

香典返しが遅れた理由などもきちんと書いておくと良いでしょう。「単に忘れていた」などとは絶対に書かないように!人間性を疑われます。

 

4.今後もおつきあい頂きたい旨を記載します。

 

5.香典返しを送らせて頂いた旨を記載します。「今更で大変恐縮ですが、心ばかりの品を贈らせて頂きました…」など、是非とも受け取って頂きたい旨を記載します。

 

心を込めて、丁寧に記載すれば、気持ちは必ずや通じると思います。是非頑張って書いてみましょう。

 

 

<香典返しの時期を逸した場合 
 その2:香典返しの品を選ぶ>

 

香典・供花・供物などで頂いた金額の3分の1〜半額くらいの予算で品物を選び、至急手配しましょう。

 

香典返しの品の選び方につきましては「香典返しの品物は何を贈ればいいの?!」をご参照願います。

 

尚、香典返しには、先程記載したお詫びの手紙も同封することを、忘れないようにしましょう。

 

 

世間の方々(特に中高年の方)は、相手に対し、礼儀や社会常識をきちんとわきまえることを要求します。

 

様々な理由があったとしても、香典返しの時期を逸してしまったことは、社会人として大きなミスです。

 

とはいえ、このまま何もしないというのは最悪の決断です。ミスが発覚したら、すぐにお詫びと軌道修正をし、円滑な人間関係を続けていきたいものですね。

 


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