四十九日法要の香典返しは?
四十九日の法要に集まって下さった皆様に、感謝の気持ちを表す為、香典返し(法要の際のお返し)をすることが多いそうです。
その四十九日法要の香典返しは、どのような物が良く、どのタイミングでお渡しすれば良いのでしょうか?見てみましょう!
<四十九日法要の香典返し その1:のし>
四十九日法要の香典返しに付ける「のし」は、黒い墨で表書きに「粗供養」や「志」などと記載します。(注:薄墨で書かないで下さい)
のしの水引は、白黒や銀の結びきりにし、喪主の姓のみ記載しましょう。
<四十九日法要の香典返し その2:品物>
香典返しの相場は、地方にもよりますが、故人と血縁関係がある場合は3,000円〜10,000円。友人・知人の場合は5,000円〜10,000円くらいで、会食に出席しない場合は3,000円くらいだそうです。
年齢やお付き合いの深さによっても変わりますが、一番大切なのは『遺族のお気持ち』です。
一家の大黒柱が亡くなった場合や、今後の生活に経済的不安がある遺族の場合は、無理のない金額で全く問題ありません。
品物は、お茶・お菓子・海苔などの「消えもの(=消えて無くなるもの)」と呼ばれる食品や、石鹸・洗剤・タオルなどの実用品が一般的だそうです。
又、法要の後の会食があるなしに拘らず、お酒の小瓶を付ける地方もあるようです。
<四十九日法要の香典返し その3:渡し方>
1.会食がある場合
四十九日法要が終わり、会食がお開きになる前に、それぞれの参列者の方々の席に「少しお荷物になりますが、御帰りの際にお持ちください」など声を掛けつつ、香典返しを置いていきます。
参列者が多い場合は、予め参列者の席に置いておくのも良いでしょう。
また、会食に出席せずお帰りになる方や、途中退席する方には、「本日はお忙しい中、ご参列頂き有難うございました」など声を掛けつつ、香典返しをお渡しします。
2.会食がない場合
参列者の都合がどうしても合わなかったり、遠方での法要の場合は、会食なしの場合が多いそうです。
その際は、四十九日法要の香典返しと一緒に折詰のお弁当かお料理、小瓶のお酒を用意し、法要終了後にお渡しします。
この時の喪主の挨拶の例を挙げておきます。
『本日はお忙しい中お集まり頂き、誠に有難うございました。お蔭様で父○○○○の四十九日法要も無事終えることが出来ました。
これからも変わらぬご支援、ご指導のほど、よろしくお願い致します。
本来であれば、このあと御膳をご用意すべきところではございますが、都合により本日はこれにてお開きとさせて頂きます。
恐縮ではございますが、折詰など用意しておりますので、お持ち帰りくださいませ。本日は誠に有難うございました』