香典返しにお菓子を贈る時の注意点
お土産や御礼の品、冠婚葬祭の引き出物やお詫びの品などで、昔から贈り物に利用される機会の多いお菓子。
そんな人とコミュニケーションを円滑にする手段として、お菓子は欠かせない存在と言えます。
香典返しといえば、お茶が一番に頭に浮かびますが、最近は仏事が続くとお茶が集まり易い為、お茶以外のものが喜ばれることが多いそうです。
そうした時に最近選ばれやすいのがコーヒーや紅茶に次いで、お菓子だそうです。確かに様々な種類があり増すし、小分けになっている為食べやすいですよね。
また、お菓子は『香典返しは消えて無くなる物』という条件にも合いますし、万人にとても喜ばれそうです。
ただ、そうした香典返しに選ばれやすいお菓子も、選ぶ際はちょっとした注意が必要だそうです。
どのような点に注意をして贈れば、香典返しのお菓子として喜ばれるのか、見てみましょう!
<香典返しのお菓子の注意点
その1:日持ちしないお菓子>
卵や乳製品を使用した、ケーキのような洋菓子や、アンコを使った生菓子としての和菓子などは、日持ちがしない為、避けた方が良いようです。
日持ちがしないお菓子は、香典返しを受け取られる方が出張や旅行で不在だったり、様々な事情ですぐに食べられないなど、贈られても困る状況もあります。
また、葬儀の際、受付で香典返しを「即日渡し」する場合、数が読みにくい上、余った場合返品も効かない為、出来るだけ保存期間が長いものが好ましいとされています。
確かに生菓子は美味しいですが、香典返しのお菓子を選ぶ際は、なるべく日持ちのするお菓子を選んだ方が良いでしょう。
<香典返しのお菓子の注意点
その2:かさばったり重いお菓子>
葬儀や法事に参列される方へ、その場でお渡しする香典返しは、かさばったり、重いお菓子は持ち帰るのも大変です。
郵送する場合はそれでも構いませんが、当日お渡しするお菓子は、持ち帰る方のことも考え、なるべくかさばらず、軽いお菓子を選んだ方が良いでしょう。
<香典返しのお菓子の注意点
その3:相手の状況を考えないお菓子>
葬儀や法事に参列される方が一人暮らしの場合、巨大なバームクーヘンや大き目の羊羹詰め合わせなどは、折角贈られた良い品でも持て余してしまうことも。
贈られた方がお友達におすそ分けしたり、お茶を飲みながらお友達や職場で仲間と一緒に食べられるよう、出来れば小分けになったお菓子を選んだ方が喜ばれます。
また、あまり量が多いと、これもまた大変なもの。量が多いほうが喜ばれる地域でない場合は、小さくても老舗や有名店のお菓子など、「量より質」を重視したほうが喜ばれることもあるようです。
せっかく感謝の気持ちを込めて贈ったお菓子が、迷惑がられたら意味がありません。
相手の状況を考えながら、なるべく喜ばれるお菓子を贈るように知恵を絞ってみては如何でしょう。