香典返しに『紅茶』はいかが?
香典返しの品としては、『お茶』が定番と言われていますが、最近では『紅茶』や『コーヒー』も人気になってきたそうです。
その中でも紅茶はお茶をじわじわ凌ぐほどの人気だとか。そもそも紅茶とはなにか?そしてその人気の秘密について、見てみましょう。
<紅茶ってどんな飲み物なの?>
香典返しの前に、紅茶とはどのような飲み物か、おさらいしましょう。
紅茶は、摘み取った茶の葉と芽を乾燥させ、揉み込んで完全発酵させた後、乾燥させたものを言います。
ただ、この発酵とは微生物を使うのではなく、お茶の葉に最初から含まれている酸化酵素によって発酵する、酸化発酵です。
昔、インドからイギリスにお茶を輸送する際、輸送中に発酵してしまったものが紅茶だそうです。何が幸いするか分かりませんね。
ヨーロッパで広く愛飲されてきた紅茶は、産地毎に味や風味が違うことが特徴で、ダージリン、アッサム、ウバ、ニルギニ、キャンディなどが有名です。
また、原茶では味わえない味と香りを楽しむために、複数の茶葉を混合したり、ハーブやドライフルーツなどを混合した、フレーバーティなどがあります。
紅茶の世界は非常に奥深く、数多くの楽しみ方がある素敵な飲み物なのです。それでは、そんな紅茶を香典返しに選ぶ方が増えている理由について、見てみましょう!
<香典返しに紅茶を選ぶ理由
その1:万人受け>
お茶の代わりの新・定番として、香典返しに選ばれることが多い紅茶とコーヒーですが、コーヒーはカフェインの強さや好き嫌いがある為、やや敬遠されがちだそうです。
(『コーヒーは飲めないけど、紅茶は好き』という方が、結構多いですからね)
その点、紅茶はお茶同様、子供からお年寄りまで飲める飲料ですので、万人受けという意味でも選ばれることが多いそうです。
<香典返しに紅茶を選ぶ理由
その2:定番理由の継承>
お茶が長年香典返しの品として重宝されてきたのは、『お茶を飲んで故人を偲ぶ』という意味が込められていたからと言われています。
紅茶の場合、そういった理由の継承もすんなり行きますので、違和感なく贈れる、という理由もあるようです。
<香典返しに紅茶を選ぶ理由
その3:ありきたりすぎない>
香典返しの定番は、お茶や海苔、タオル等ですが、「ありきたり」な感じは否めません。
しかし、紅茶の場合は、なんとなく『高級感』を感じたり、種類も色々ある為、センスのよい贈り物としても個性が出しやすいです。
紅茶とジャムとか、紅茶とケーキなんていう組み合わせも、とてもオシャレでいいですよね。
そういった「ありきたりすぎなく」さりげなくセンスの良さも光る紅茶は、選ばれる理由の一つかもしれませんね。