香典返し,お茶

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香典返しに『お茶』が多い理由とは!?

香典返しの品物は、昔から『お茶』が一番多いようですが、なぜ『お茶』が選ばれるのでしょうか?

 

「長く保存できるから」とか「軽くて持ち帰り易いから」という理由もありますが、どうやらそれだけではないようです。

 

香典返しにお茶が選ばれる理由について、早速見てみましょう!

 

 

<香典返しにお茶が多い理由 
 その1:仏教の教え>

 

奈良時代から鎌倉時代に掛けて、日本は中国から僧侶を招き、仏教を学びましたが、その際に僧侶達が『万病の薬』として持参したのがお茶だと言われています。

 

そして、その僧侶達が健康を守ってくれることに感謝し、仏壇に献茶していたことが、日本の上流階級から庶民まで広まっていったそうです。

 

ここから、お茶=仏教というイメージが定着し、『仏事にはお茶』という習慣になったそうです。

 

 

<香典返しにお茶が多い理由 
 その2:寂しさを長引かせない為>

 

お茶碗や置物とは違い、『お茶』は飲めば消えてしまう、消えものであり、消耗品です。

 

消えもののほうが、いつまでも故人への想いが残らず、寂しさが長引かないという理由から、「お茶」という日用品に結びついたと言われています。

 

また、お茶を飲みながら故人を偲ぶことからも、香典返しにお茶を送ることが多いと言われているようです。

 

 

<香典返しにお茶が多い理由 
 その3:故人とお別れする為>

 

昔、お茶の木は土地の境界線に植えられることが多く「お茶の木を超えたらよその土地」という目印になっていたと伝えられています。

 

「お茶に誘う」や「茶飲み友たち」と言う言葉があるように、「お茶=ある一線」を意味することもあるようです。

 

お茶を飲むことは、その境界を受け入れることであり、法要や香典返しで用いられるお茶は、この世からあの世へ旅立った故人との別れを受け入れるという意味が込められているそうです。

 

また、本来は葬儀や法要の際、その場でお茶を飲んで貰うという意味だったそうですが、今では故人との別れを確かなものにするという意味で、法要や香典返しとしてお茶が配られるようになったようです。

 

 

<香典返しにお茶が多い理由 
 その4:会食の代わり>

 

昔、ある集落では、冠婚葬祭の際には隣近所の住民が集まり、世話や手伝いを務め、世話をしてもらった側はお礼として「お茶」と称する会食に招いていたそうです。

 

現在では風習の変化により、「お茶」と称する会食の席を持つことが難しくなってきたことから、代わりに「お茶」そのものを差し上げるようになったと言われています。

 

 

<香典返しにお茶が多い理由 
 その5:失業対策>

 

明治維新により、江戸の旗本の多くは静岡に引き揚げることになり、その失業対策として、名産品であるお茶の栽培が奨励されたと言われています。

 

そのお陰か、静岡ではお茶の生産量が一気に増加し、消費を増やす為に香典返しに使われるようになったという説もあるそうです。

 

 

如何でしょう?ちょっと『眉唾』な理由もありますが、お茶が大切な香典返しに使われてきたことは確かなことです。

 

時には故人を偲びながら、お茶を飲んでみては如何でしょう?


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