香典返しの相場とは?
香典返しの相場って、いくらくらいかご存じですか?あまり高価な物を贈ると、贈られた方が恐縮してしまったり、安すぎるとケチだと思われたり。
また、関東と関西では、そもそも香典返しの相場が違ったりと、ややこしいようです。それでは、香典返しの相場について見てみましょう!
<香典返しの相場
その1:関東編>
関東では一般的に、香典返しは『半返し』が常識だそうで、頂いた香典の半額相当を目安に品物を選び、挨拶状を添えて贈るものとされているようです。
また、香典返しは四十九日などの『忌明け後』が常識とされてきましたが、最近では葬儀の当日に香典返しを行う「当日返し(即日返し)」が浸透しているようです。
この当日返しでは、香典の金額に拘らず、香典返しの相場は一律の金額(2千円〜3千円円くらい)の品物を贈るケースが多いようです。
尚、お香典の金額が当日返しの金額の半額に当たる金額(相場)であれば、後日改めて香典返しをする必要はないようです。
ただ、
<香典返しの相場
その2:関西編>
関西では一般的に、香典返しは『三分返し』が常識だそうで、頂いた香典の3分の1程相当を目安に品物を選び、挨拶状を添えて贈るものとされているようです。
また、この頃はその三分返しも 送料込の場合が多いそうです。当日返しについては、考え方は関東と同様のようです。
<香典返しの相場
その3:具体的な香典返しの目安>
それでは、具体的な香典返しの金額は大体どのくらいなのでしょうか?
香典の金額と香典返しの相場については、以下の通りです。
香典額:3,000円 ⇒ 香典返し:1,000円〜1,500円
香典額:5,000円 ⇒ 香典返し:1,500円〜2,500円
香典額:10,000円 ⇒ 香典返し:
3,000円〜5,000円
尚、香典額が10,000円以上の場合、一般的には香典額が30,000円くらいまでの場合は半返しし、それ以上の香典額の場合は半返しまではしなくて良いそうです。
<香典返しの相場
その4:一家の大黒柱が亡くなった場合>
故人がそのご家庭の大黒柱(主な働き手)であった場合は、半返しではなく三分の一をお返しするようです。
また、お子さんが小さかったり、様々な事情がある場合は、更に香典返しは少なくても構わないそうです。
大黒柱が亡くなったご家庭は、生活の困窮が予想されますので、出来るだけお金は温存して欲しい、という優しい心遣いが伺えますね。
<香典返しの相場
その5:親族・親戚関係への香典返し>
親族や親戚関係からの香典は、相場よりも高額になりがちなものですが、この場合の香典返しは半返しに拘る必要はないそうです。
高額な香典は、親族や親戚関係からの故人への『気持ち』ですので、有難く気持ちを受け取っておきましょう。
ちゃんと半返しすると、「よそよそしい」と思う方もおられるようですので、親族のしきたりに詳しそうな方と、事前に相談してみるのも良いかもしれませんね。