密葬連絡を会社に伝える場合・受ける場合
御家族が亡くなり、家族や親戚、故人と特に親しかった方だけで密葬を行うことに決めた場合、会社にはどう伝えるべきでしょうか?
また、葬儀は密葬で行うとの連絡を受けた会社側は、どのような対応を取るべきでしょうか?
<密葬の連絡を会社にする場合>
会社への密葬の連絡をする際は、@どなたが亡くなったのか Aいつ亡くなったのか B会社への忌引休暇申請をまず伝えます。
その後、一般葬ではなく、家族や親族だけで行う密葬であることを説明し、香典・弔電・供花などを受け付けるかどうかを会社に連絡します。
弔電や供花を受け付ける際は、密葬が行われる日程や場所も会社に伝えます。
悲しみで混乱し、とてもそれどころではない精神状態かもしれませんが、頑張ってここまでは会社に伝えるようにしましょう。
尚、密葬は一般葬とは違い、職場の人間は基本的に会葬しませんが、故人と個人的に関わりが深い場合は会葬して頂くことになります。
その際は別途、故人と縁が深い会社の方へ、密葬のご連絡をすることになります。
<密葬の連絡を受けた会社側の対応とは?>
社員からの密葬の連絡を受けた会社側は、会社によって違いがありますが、社員から見て2親等以内(実親・子・配偶者)が亡くなった場合は、会社社員全員に訃報を知らせます。
義理の関係や祖父母の密葬の場合は、会社によっては、関係部署のみの連絡になるか、連絡をしないケースがあるようです。
密葬での葬儀を社員が希望している場合、会社側は訃報通知に「密葬で行いますので、弔問・お香典は固くご辞退申し上げます」など、密葬で行う事実を伝えます。
また、普通は会社の服務規程に慶弔規程があり、忌引休暇や弔事金なども絡んできますので、それらの手配をします。
尚、密葬の連絡があっても、弔電に関しては特に断りがない場合は、会社や部署名、有志などで弔電を送ります。
ただ、密葬の場合は遺族が言い忘れている場合もありますので、念のため会社側は香典や供花、弔電を出してよいか聞いた方が良いでしょう。
<密葬の連絡を受けた会社の訃報通知例>
それでは、密葬の連絡を社員から受けた会社の、訃報通知の例を見てみましょう。(注:句読点は使用しないようにしましょう)
(社員/従業員)各位
訃報
○○部○○課 ○○○○氏の御尊父 ○○様には
○月○日(午前)心不全のため永眠されました 享年○○歳
通夜 葬儀告別式は御家族の御意向で密葬にて執り行われましたことを
お知らせ致しますと共に謹んでご冥福をお祈り申し上げます
なお 御香典 御供花 御弔電は謹んでご辞退されるとのことです
以上