お悔やみのマナーとは?
平凡な日常に突然舞い込む訃報。訃報を受け取った際は、故人や遺族に最大限の哀悼の意を示したいものです。
そんなお悔やみには、どのようなマナーがあるのでしょう?
<お悔やみのマナー その1:身内や近親者の訃報には、すぐに弔問>
身内や親しい親族から訃報を受けたら、すぐに弔問に駆けつけることがマナーです。
すぐに駆けつけますので、喪服を着て香典なども用意していては、不幸を予期していたかのように見える為、マナー違反です。
お悔やみに駆けつける際は、地味な色の普段着で構いませんが、ラフな格好や肌が出る格好は避けましょう。
また、遠方の親族の不幸の場合は、お悔やみを伝えつつ、通夜に間に合うかなどを確認し、すぐに連絡することがマナーです。
ただ、遠方の親族で、かつあまり普段から交流がない場合は、弔電を届け、お悔やみの手紙を添えた香典を現金書留で送りましょう。
そうはいっても、親戚関係はずっと続きますので、礼を欠いては後々まで響きますので、両親や親戚に相談してから、対応を決定すると良いでしょう。
<お悔やみのマナー その2:故人との対面は?>
遺族から故人との対面を勧められたら、故人の枕元に正座し、線香をあげてから対面するのがマナーです。
対面時は、遺族が顔を覆った白い布を取ってから一礼し、お顔を拝見し、合掌します(故人が仏教以外の場合は合掌はしません)。
その後故人と遺族に一礼し、お悔やみを述べてから下がるようにしましょう。
遺族から勧められる前に、自分から勝手に対面するのはマナー違反です。
なお、対面が辛い場合は、「哀しみが増しますので…」と言い、焼香のみさせて頂くことでも構いません。
<お悔やみのマナー その3:故人との縁が深い場合>
故人と縁が深い場合は、葬儀や告別式にも参加することがマナーです。
その場合、香典は通夜の席に持参し、葬儀・告別式には記帳だけでも構いません。心を込めて遺族にはお悔やみの気持ちを伝えましょう。
また、仕事の都合で葬儀・告別式には参列出来ない場合は、通夜の席で遺族にお悔やみと共に、参列出来ないお詫びを述べましょう。
<お悔やみのマナー その4:故人との縁が薄い場合>
会社関係や友人でも、故人との縁が薄い場合は、告別式に参列することが本来のマナーです。
しかし告別式は平日に営まれることが多く、会社を休めない場合は、通夜だけでも参列することがマナーです。
通夜に参列する際は、霊前に拝礼し、お悔やみを述べたら、早目に退席しましょう。
通夜振る舞いの席に誘われても、お悔やみを述べ、早目に切り上げるのがマナーです。
<お悔やみのマナー その5:火葬・精進落しまで参列する場合>
身内や親族ではないものの、故人との縁が深い場合は、火葬や精進落しに参列するよう、声を掛けられることがあります。
その場合は、特別な事情がない限り参列するのがマナーです。
また、精進落しまで参列する場合は、お悔やみを述べつつ、香典を大めに包むようにしましょう。
<お悔やみのマナー その6:密葬・家族葬の場合>
密葬や家族葬の場合は、故人や遺族を尊重し、香典や供花の辞退がある場合は、従うのがマナーです。
その際は、お悔やみの手紙を送り、弔意を表すようにしましょう。